「食欲の秋」という言葉があるように、秋はたくさんの美味しい食材が楽しめる季節です。秋の味覚として楽しめる食材のひとつに新米があります。皆さんは、新米にはいくつかの定義があることをご存じでしょうか？

新米の時期は、米穀年度制によるものとJAS法の品質基準によるものがあります。
こちらではその2つの新米の時期についてご紹介いたします。

食糧管理法に基づく米穀年度制では、お米の一年の基準が通常と異なります。

米穀年度制の基準では、新米は11月1日から翌年の10月31日までとしており、11月1日を基準に新米と古米を分けています。翌年の11月1日を超えても残っているものは、新米から古米へと定義が変わります。

11月1日を基準としているのは、かつては11月頃にお米の収穫が始められていたことが理由です。

JAS法とは「農林物資の規格化等に関する法律」の略で、食べ物・飲み物全般の品質保持を目的にした基準を定めたものです。

JAS法の品質基準によると、玄米及び精米品質表示基準で新米と表示出来るものは、お米が収穫された年の年末までに精米・包装されたものとしています。
そのため、10月に収穫したお米でも12月31日までに精米・包装されなければ、新米であっても新米の定義を満たしていないことになります。

2つの定義によって新米の時期は異なりますが、どちらも収穫してから月日の浅いお米が新鮮なお米ということが言えます。新米を購入する際は、精米日をチェックすることをおすすめします。

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