ミルキークイーンを食卓で堪能している方へ、ミルキークイーンの定期購入や農家直送を承る栄屋ファームがミルキークイーンの誕生した歴史を紹介します。誕生した流れを知ることで、農家直送でミルキークイーンを手に入れたくなるでしょう。お米や農家直送に詳しい栄屋ファームが利点を紹介します。

ミルキークイーンは、平成元年〜6年にかけて、農林水産省が指揮をとった「スーパーライス計画」というお米の新種開発計画の際に誕生しました。

大学・民間企業・公立の研究所などが協力しあい、それまでに育成された新種のお米の可能性と用途を拡大するための計画でした。そのため、ミルキークイーンはその他の一般ブランド品種のお米とは異なり、その土地の気候に合わせて開発されてはいません。

突然変異の半もち形質のコシヒカリを集めて品種として育て上げられたため、系統としてミルキークイーンはコシヒカリの突然変異育種となります。

一般的なお米の品種改良は以下のような流れで行われます。

二つの品種をかけ合わせて雑種をつくる

異なる良い特性を持った二つの品種をかけ合わせて新しい雑種をつくります。具体的な方法としては、父親となる品種の稲の花粉を、母親となる品種の稲にふりかけます。

雑種の稲から良いものを選別する

かけ合わせによって生まれた新しい雑種の種を蒔くと、様々な特性を持った稲が育ちます。寒さに強いか、病気に強いか、たくさんのお米が取れるか、などのテストを経て、この中から良い特性を持った稲を選別します。

試食する・他の土地でも栽培する

新種の稲から収穫したお米を実際に食べてみます。一度だけではなく、毎年安定した品質のものが収穫出来るかどうかを何回も確認します。また、気象条件の異なる他の地域で栽培した場合はどうかも確認します。

種を増やす

上記のテストを何年もかけて繰り返し、本当に良質なものが新種になります。新種をたくさん栽培してもらうために、たくさんの種を準備します。